トイプードルの餌をふやかすのはいつまで?メリット&デメリットも合わせて解説

トイプードルの餌をふやかすのはいつまで?メリット&デメリットも合わせて解説 Uncategorized

待ちに待った対面の日、ようやく家に迎え入れたまだまだ生まれたばかりの小さいトイプードル。
「餌はふやかしてから与えるように」と聞いたけれど、どうすればよいのかわからず困っている飼い主も多いでしょう。
本記事では、そんな飼い主の疑問を少しでも解消すべく、トイプードルの餌をふやかす理由といつまで必要なのか、そしてふやかすメリットとデメリットも合わせて解説していきます。

 

 

 

1:トイプードルの餌をふやかす理由

トイプードルの餌をふやかすのはいつまで?メリット&デメリットも合わせて解説1

トイプードルの餌をふやかす理由は次の2つが挙げられます。
①食べやすくするため
②消化不良を防ぐため

トイプードルの餌をふやかす一番の理由は、胃腸に負担をかけず消化を妨げないようにするためです。
生後3か月くらいまでのトイプードルはまだ乳歯のままで、消化器官も未発達です。
そのため、子犬にいきなりドライタイプのカリカリとした餌を与えることは、喉つまりを起こしてしまう危険がありおすすめできません。
人間の赤ちゃんがすりつぶした離乳食から始めるように、子犬のトイプードルも餌をふやかして柔らかくする必要があります。
消化不良は食欲不振につながり、トイプードルの成長に影響しますので、ドライタイプの餌を与えるときは必ずお湯でふやかして、柔らかくしてから食べさせましょう。
また、水分摂取量を補うためにも、ふやかした餌とは別で一緒に新鮮な水を与えるのを忘れずに。(※)
実際のふやかし方や注意点についてはこの後の3で説明していきます。

2:トイプードルの餌をふやかすメリット&デメリット

トイプードルの餌をふやかすメリットとデメリットは次の通りです。

トイプードルの餌をふやかすメリット
胃腸への負担を軽減、消化吸収が良い
香りが強まり、風味もよくなるので食べやすい
食欲増進に効果的
水分摂取量を補う(※)

トイプードルの餌をふやかすデメリット
歯に付着し残りやすいため、歯石や虫歯の原因になりやすい
準備に時間と手間がかかる
水分を多くふくんでいるため腐りやすい
ずっと続けると歯や顎の成長、咀嚼力に影響を及ぼす

※一般的に、餌に含まれる水分含有量はウェットタイプの餌が75%なのに対し、ドライタイプの餌はたった10%しかありません。
そのため、ふやかした餌だけでは十分な水分補給ができているとはいえず、水分不足に陥ってしまうことも考えられます。
水分不足は代謝の低下や様々な病気にもつながりかねないため、新鮮な水を十分に飲めるよう環境を整えてあげることが大切です。

トイプードルの健全な成長のために、時期をみてふやかす時間を徐々に減らしドライタイプの餌に切り替えていきましょう。

3:トイプードルの餌をふやかすのはいつまで?

トイプードルの餌をふやかすのはいつまで?メリット&デメリットも合わせて解説2

トイプードルの餌をふやかす理由とメリット・デメリットが分かったところで、いつまで続ければよいのか、
またどうやってふやかすのが正解なのかといったことも気になりますよね。
続いては、餌をふやかす期間の目安と正しい餌のふやかし方、ドライタイプへの切り替えについて解説していきます。

3.1. いつまでふやかすのか?ふやかす期間の目安
子犬の歯は生後8週間ごろまでに乳歯が生えそろい、4~6ヶ月ごろに永久歯に生え替わり始めると言われています。
1歳ごろにはほとんどの歯が永久歯に生え替わります。
この永久歯の生え替わりのタイミングを見て、段階的にふやかす固さを調整していくとわかりやすいです。
餌をふやかす期間としては、食欲旺盛でたくさん食べてくれるタイプの子犬の場合は生後3か月ごろまで。
反対に食の細いタイプの子犬であれば、生後5ヶ月ごろまでを目安にするのが良いでしょう。

3.2. 正しい餌のふやかし方
柔らかくふやかすためとはいっても、餌に熱湯をかけるのは大事な栄養素が溶けて流れ出てしまうためNGです。
例えば、熱湯で餌をふやかしてそのお湯を捨ててから冷まして与えている場合、お湯に溶けだした栄養分を捨てているのと同じなので注意しましょう。
沸騰したお湯を一度冷ました白湯にすることで、より胃腸への負担を減らすことができます。

ふやかし方のポイントは3つあります。
・40℃~50℃のぬるま湯(白湯)に浸す
・15分~30分ほど時間を置く
・指で押して潰れるくらいになったらよく混ぜる

ふやかす時間が短縮できるので、ミキサーやブレンダーなどで餌を細かく砕いてストックしておくと忙しいときに便利です。
傷みやすいので、作り置きはなるべくしないようにしましょう。

3.3. ドライタイプに切り替える時期と方法
まだ永久歯に生え変わっていない頃にいきなりドライタイプの餌をあげてしまうと、歯茎が痛んでしまい後の歯並びに影響があるので注意が必要です。
1週間~10日程かけて徐々に水分量を減らしていき、少しずつ固めに移行していくといった方法で進めていくのがよいでしょう。

ふやかした餌からドライタイプの餌への切り替え手順
①ふやかした柔らかい餌にふやかしていない餌を振りかける
②徐々にふやかした餌(水分量)の割合を減らしていく
③ドライタイプの餌の割合を増やしていく
④完全にドライタイプの餌のみを与える

一見簡単そうですが、食べやすい固さの加減は子犬によって異なるため難しいです。
しっかりと噛み砕いて飲み込めているか、食欲は落ちていないかなど、食べている様子をよく観察することが大切です。

4. まとめ

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トイプードルの餌をふやかす理由と期間の目安、メリットとデメリットなどを解説してきましたが、ご理解いただけたでしょうか。
適切な方法と期間を守ってふやかした餌を与え、愛犬の食べる楽しみや健康維持につなげてあげましょう。
本記事でご紹介した内容は、歯が悪い老犬や胃腸の弱った高齢犬にも活用できるのでお役立てください。

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